2大改革だったのに

ONESTEP

こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。

昨日、文部科学省から大学入試共通テストの
国語・数学の記述問題導入見送りという
アナウンスがされました。
ニュースを見た方も多いと思います。

11月には英語の民間試験導入も見送っていますので、
入試改革の2本柱がそれぞれ事実上の白紙状態に
なってしまいました。

数年にわたって進めてきた2大改革が両方とも
頓挫してしまう。
全く予期せぬ展開です・・・。

そもそも改革がスタートしたのは、2013年。
ただただ暗記するというのではなく、
思考力や判断力、表現力を見ていこうとする
新テスト(記述式問題の導入)が提案されました。

その翌年には、英語の「読む・聞く・話す・書く」
の4技能を測るため民間試験の活用なども盛り込まれ、
社会(世界)で活躍できる人材を育成しようとしたわけです。

一方で、提案当初から懸念材料が無かったわけではありません。
受検機会の不平等性、記述問題の採点は誰がするかなど
実施していくためには乗り越えないといけないものが
いくつかあったわけです。
結局、その懸念が現実のものとなってしまったわけですね。

もう一度最初から検討していくことも発表されましたが、
誰もが納得出来る状況・方法を見出せるのでしょうか?
改革ありきで実態が伴わないものであれば、
また迷惑を被るのは生徒ですからね。
しっかりとした話し合いを期待したい所です。

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