入試直前のこの時期に来て不安や焦りから生徒から相談を受けることがあります。
そんな不安を解消していけるよう勉強方法を紹介します。
今回は、残り1カ月一般まで何を勉強したらいいですか?。。。 という相談事です。
都立高校の入試まで1ヶ月を切り冬期講習も佳境となって総仕上げとなっています。
授業内でも実戦を意識して指導していっていますが、今回は普段授業で生徒たちへ
伝えている内容をまとめてみます。
各教科の傾向と対策
英語・・・簡単な穴埋め問題などは出ず、それより難しい長文問題からの出題となります。
長文を速く読む練習をしましょう!
○○について三つの英文で書け、という三行英作の問題がでます。
これは、12点の配点で1行4点のつもりでしっかりと得点できる問題です。
ここ数年は、前後関係を読み取り、文脈把握が必要になり少し難しくなりましたが、
難しい英文を書く必要はないのでとにかく簡単な英文を作るように心がけましょう。
部分点もあるので、パターン・型を覚えてしまいしっかりと得点しましょう!
数学・・・大問1、各設問の(1)は計算が中心の小問の集合です。
それほど難しくないので数学が苦手な人はここだけでも解けるようにします。
ここだけで46点あります。計算問題・作図(特に二等分線)を何度も繰り返して
練習して確実に解けるようにしましょう!
国語・・・漢字で20点の配点があるので、確実に得点しましょう。
毎年200字の作文(10点)がでます。
それほど難しくはないですが、作文にかけられる時間は10~20分程度なので
すぐに書き出せるためにも準備が必要です。
原稿用紙の使い方が違ったり、「~です」と「~だ」の混合や誤字などで
細かく減点されてしまうので、これから毎日一作のつもりで練習しましょう!
理科・・・大問ごとで分野が決まっていて、出そうな分野はある程度予測がつきます。
あと1ヶ月は分野を狙い撃ちして(ヤマを張って) 出そうな分野を中心に復習を
進めていくことで一気に点数アップしていきましょう。
社会・・・資料問題や時代配列の問題は、瞬時に消去法を使って時間を短縮する必要があるので
練習が必要です。地図記号と都道府県の位置も覚えておいたほうがいいです。
1問5点と他の教科に比べて配点が高いので、残り1カ月で考えると、
一番点数を上げられるのは社会です!
社会にかけた時間だけ短期的には点数が伸びます!
全科共通して・・・記述解答で分からなかったということで、白紙にしてしまう子がいます。
これでは、0点です! 必ず何か書くこと!!
入試は、1点が大事なので、部分点で1点でも得点するんだ!という姿勢・
解答が必要です。
このように、全科通して細かく得点を重ねていくこと、対策をとり
過去問から傾向を分析して効率的に勉強すれば、まだまだ得点アップする
余地はありますので、まだ対策をたてていない人は最後まであきらめずに頑張ってみましょう。
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