熱中症のウソ・ホント②

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こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。

前回(参照:熱中症のウソ・ホント①)に引き続き、熱中症特集!
あなたの熱中症に対する知識、間違っていませんか??

Q:汗はこまめに拭くほうがよい
A:ウソ

汗は蒸発するときに『気化熱』を奪うことで
体温を下げる大切な働きをしています。
いつもハンカチを片手に必要以上に汗を拭き取ると、
自然な蒸発ができず体温が下がらないため、
余計に汗をかく悪循環に陥ることがあります。
汗をかき、蒸発させることによって
体から熱を逃がすことが大切なんですね!

Q:暑い日は水をとにかくたくさん飲めばいい
A:ウソ

水分のとり方も工夫しないといけません。
一気に大量にとると血中の塩分濃度が薄まり、
尿も多く出てかえって脱水になりやすいので、
水分は20~30分おきに少しずつこまめにとるのが基本です。
汗を大量にかいたときは真水より
塩分の含まれた飲料で、失った塩分を補いましょう!

Q:ビールで水分補給できる
A:ウソ

アルコールは利尿作用があるため、飲んでも尿として排出され
水分補給にはなりません。
かえって脱水がすすみ熱中症のリスクが高まるので、
飲み過ぎは避けないといけないです。

Q:乳幼児・高齢者は成人よりも気を付けないといけない
A:ホント

乳幼児は体温調整の機能が未熟で、体の外の気温が上がれば
体温も上がります。幼い子ほど脱水も起こしやすいです。
高齢者は環境や体の変化を感じる感覚そのものが鈍くなるため、
暑さやのどの渇きに気づきにくいということが言えます。

2回にわたってお送りしてきた
『熱中症のウソ・ホント』
いかがだったでしょうか?

間違って解釈していたものや勘違いしていたことありませんでしたか?
正しい知識を身につけて、予防をしっかりとしていきましょう!

ただ。
気を付けていても・・・
知識をしっかり持っていても・・・
それでも、熱中症になってしまうことがあると思います。

その場合には、すぐに涼しい場所に移動し、
できるだけ早く体を冷やすことが最優先です。
皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇いだり、
氷などで首・わきの下・股関節などに当てて
皮膚に近いところを流れている血液を冷やすのも効果があります。

万が一に備えて、こうした対策も知っておきましょう。

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