小学生の夏休みの宿題の定番『自由研究』。
テーマを決めるだけで一苦労ですが、とある生徒が「かき氷シロップの味は全部同じかを調べた。」と言っていました。
どうやって調べたのか聞くと、何色もシロップを用意して食べ比べたそうです。
ただ普通に食べるのではなく、目をつぶって食べて、味を判定できるかしたんだとか。
面白い!!
「結論は?」と聞くと「同じじゃん?」と何とも曖昧な返答でしたが(笑)
気になって調べてみると、自由研究のテーマとしてメジャーみたいでした。
かき氷のシロップには、実際に「色だけ違って味は同じ」というものが存在するみたいです。
メーカーによって多少の違いはあるものの、ぶどう糖果糖液糖、香料、酸味料、保存料、着色料の5つがかき氷シロップの基本的な原材料。
違いがあるのは、香料と着色料のみ。
イチゴは赤色の合成着色料、または赤色の植物由来の色素を用いて、
そこに酸味料を加えて、果物の酸味を再現しているようです。
つまり、味覚よりも視覚と香りで“味”を感じていることが多いんですね。
人間の味覚はかなり視覚や嗅覚に影響されているようです。
例えば、透明な液体に赤い色をつけると「甘く感じる」という実験結果もあるほど。
風邪で鼻が詰まっているとき、食べ物の味を感じにくくなったという経験はありませんか?
嗅覚も味覚を感じるための大切な感覚だということがわかりますね。
食べ物の臭いを鼻の奥の細胞が感知し、その情報が脳に伝わることで味を区別しているそうです。
だから、赤いかき氷を食べると、その色とイチゴに似せた香りで
「これはイチゴ味だ!」と脳が判断しているんですって~。
あ、でも、最近ではこだわりのかき氷屋さんも多いので、
そういうお店では氷からこだわり、果汁やピューレを使った本格的なシロップがかかっていることでしょう。
結論
『かき氷のシロップは、色と香りで“味”を演出していることが多い』
同じ味でも色が違えば別物に感じる…人間の感覚って面白いですね♪