こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日もここでお話しした、保護者様と生徒のやり取り。(勉強に向かう第一歩は)
とにかく『言い過ぎてしまう』ことがあるといった話でしたが。
なかなか動かない・勉強しないお子さんを見ては、ついついきつい言葉をかけてしまう。
「勉強しなさい」
「宿題やったの?」
言ってもダメだし、言わなくてもダメ。
そこに葛藤がある。
保護者の方であれば、誰しも経験していることではないでしょうか?
能力開発の本質は、“いかに人の自信を育てることができるか”に尽きます。
世の中には、ことごとく人の欠点を指摘する人がいますね。
言われ続けている人は、いつしかその方向に意識が向かうようになってしまいます。
「勉強しなさい」 → していないことを意識してしまう
「宿題やったの?」 → やっていないことを意識してしまう
もちろん、やっていないことを指摘するのは大事ですし、
何よりやらずに困るのは生徒自身ですからね。
自分たちが経験してきたことも踏まえ、それで上記のような声掛けになるのは
当たり前と言えば当たり前。
ただ、です。
その指摘が、出来ていない所にしか目がいっていないことから来るものだとしたら・・・。
こんな良い所がある。
こんな素晴らしい面も持っている。
一方で。
ここはまだ足りないな。
ここは、もう少し変えていけるところだな。
このように、良い面も悪い(改善すべき)面も分かっていての声掛けなら
問題ないのですが、ただただ悪い面ばかりに目がいっていての声掛けだとすると、
言われる側としては言葉の本質を捉えられないかもしれませんね。
人は必ず『長所』と『短所(欠点)』を併せ持っています。
だから、自分を成長させてくれるポジティブな人と付き合えば、
長所がグングンと伸びて欠点が見えにくくなるし、
ネガティブな人と付き合うと欠点ばかりがクローズアップされ、
長所が見えなくなってしまうものです。
もちろん褒めるだけが良いことではないですし、時には叱らなければならない時もある。
でも、『褒める』ことで「自分はできる!」という強い信念を持つようになり、
大きな能力を発揮するように変わっていきます。
保護者の皆様。
お子さんの良い所、見てあげてますか?
長所、いくつ挙げられるでしょう?
出来ていない所の指摘だけじゃなく、良い面も見て褒めて(認めて)あげましょう。