大学入試制度が変わって、「聞く」「読む」「話す」「書く」という4技能が試されるという話は先日したばかりですが、
今、現在の高校受験は「読む」「書く」と少しの「聞く」になっております。
このミスマッチは2018年を目処に英語の授業を英語で行うという指導要領の変更が入り改善されていくことでしょう。
しかし、今年度中の定期試験はこれまで同様、文法の演習や長文読解が主…。
そして、今、目の前の中学生の多くは英単語を覚えられない子が多いため、
文法を理解しても単語のスペルを間違えて点を落とすのです。
では、どうやって単語を覚えているのだろうとよーく見ていると…
ただただみつめる…教科書を…。
ノートや裏紙に何十回も書いて覚える子はとても少ないのです。
びっくりしました。
中にはノートにたくさん練習している子もいるのですが、何度書いても覚えられていないのです。
なぜなのかと分析してみると、単語の読み方がわかっていないのです。
例えば、different。
読み方を分からず書いているこはd・i・f・f・e・r・e・n・tというふうに9つのアルファベットの並びをひたすら覚えているのです。
sunのような短い単語ならまだしも、つづりの長い単語はこのような覚え方で覚えきれるわけないのです…。
単語の発音が分かったうえで声に出してどの音がどの部分なのかを意識しながら練習することで書けるようになるのです。
教室では単語の読み方も一緒に確認し、カタカナでもいいのでメモをさせています。
家で勉強するときには呪文のように唱えながら書くように話しています。
小学生の宿題の定番“音読”をイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、
毎日繰り返し同じ文章を読んでいるうちに、自然と覚えてしまい、気づけば暗唱できているなんてことありますよね?
英単語も音読を繰り返すことで発音とつづりがいつの間にかリンクしてくるんです。
音読の効果は絶大。
なかなか単語を覚えられないと悩んでいる人は、ぜひ、発音を調べたうえで声に出しながら書くことをしてみてください。