こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先ほど、こんなニュースが飛び込んできました。
「サニブラウン選手、100m9秒97の日本新記録!」
全米大学選手権に参加しているサニブラウン選手が、
従来の日本記録を0秒01更新したとのこと。
サニブラウン選手は、先月(5月)にも9秒台(9秒99)を
記録していますからね。
立て続けの好記録となりました。
今までずっと『夢の9秒台』と言われていたのに、
2回も9秒台を記録してしまったわけです!
ここで、少し過去を思い返してみると。
もう20年以上も前の話になりますが、
伊東浩司選手が98年に10秒ジャスト(10秒00)
という記録を出したんですね。
日本人として、夢の9秒台まで本当にあとわずか。
しかも当時の映像をよく覚えているんですが、
伊東選手はゴール前でなんとなく『流した』
感じだったんですよね。
流す、つまり最後まで本気で走っていなかった
ということ。
ですから、9秒台にたどり着くのは
時間の問題だと思っていたんですが・・・。
皆さんもご存知の通り、初めて9秒台を
記録したのは桐生祥秀選手が出した9秒98。
それが2017年のことです。
そう、10秒を切るまでに実に20年近く
かかっていることになります。
時間の問題だろうと思っていた記録更新が
長い年月を経てやっと達成されたわけです。
ブレイクスルーという言葉をご存知ですか。
文字通り、ブレイク(壊して)スルー(通り抜けていく)
ということですね。
日本人にとって『壁』であった10秒を切るということ、
それを桐生祥秀選手が突破してくれたわけです。
それによって、選手たちに
「日本人でも9秒台は出せる」
「あいつが出せたなら、俺だって」
という意識が芽生えたであろうことは、
想像に難くありません。
この、自分でも出来るという意識・感覚が
大事だと思うんです。
無理だろうと思って取り組むのと
出来るよと思って取り組むのでは、
結果に違いが出てきますよね。
これは、運動に限らず勉強でも何でも
あらゆる分野に言えること。
意識の障壁を取り払った(ブレイクスルーした)
ことによって、恐らくこれからも9秒台の記録が
どんどん出てくるのではないでしょうか。
東京オリンピックに向けて、楽しみなことが
また一つ増えましたね。
関連ページ;
<オリンピックに向けて>
<一流アスリートを目の前で!>
<2年を切りました>