こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、こんな発表がありました。
『最も生命存在に適した惑星を発見!』
イギリスの大学教授らによる研究チームが、
生命の存在に不可欠な『温暖な環境』と『液体の水』
の両方が備わっている可能性のある惑星を
初めて発見したとのこと。
惑星の名前は『K2-18b』。
地球からは約110光年離れているそうです。
光年とは、光が1年間に進む距離のこと。
光は毎秒約30万km進みます(1秒間でおよそ地球を7周半)。
その速さで1光年を距離に換算すると、約9兆5000億km。
それが110年かかるわけですから、
もう想像も出来ないくらい遠いです。
ちなみに。
地球と太陽の距離は約1億4960万km。
光の速さであれば、7~8分で到達出来る距離です。
それと比較すると尚更、110光年の遠さが
強調されますね(笑)。
逆に言うと、それだけ離れた所を観測出来る
技術に感嘆しますけど。
研究チームは、
「これまで分かっている中で、最も生命の存在に適した惑星といえる」
と言っています。
そうなると、断然人類が移住出来るかどうかに
興味が移りますが。
「人類が移住可能な惑星発見ではない」と
研究チームはくぎを刺しています。
そりゃあそうです。
だって、110光年も離れているんですよ?
ということは、惑星に関するどんな画像を得たとしても、
それは110年前の姿なわけで。
『惑星の今』が画像と同じ環境にあるとは言えないし、
そもそもどうやってその惑星にたどり着くのか。
「地球の代わりになる惑星を探すよりも、
地球の環境を改善することが最善だ」とも
研究チームは語っているようですが、
確かにそうかもしれませんね。
移住可能な惑星は、そう簡単には
見つかりそうにありません。
が、いつか宇宙を自由に行き来し、
移住可能な惑星が見つかることを
期待したいですね。