教室は対話形式の個別指導のため、講師が一方的に講義し続けるわけではありません。
個々声に出して答える時間もあり、分からないところがあれば自発的に質問することもできます。
また、生徒のことをよく知るために、勉強以外の話も活発になされます。
つまり、90分間は講師の声だけでなく、生徒の声も聞こえてきます。
その弊害かもしれませんが、講師の説明中に
「それってさー、〇〇ってこと?」
と話を遮って質問してくる子がいます。
本人としてはそれ知っているよ!って伝えたいのかもしれないのですが…
一旦、講師の話を聞き切るということをしてほしいんですよね。
小学校の通知表の右側に“行動の記録”がありますが、
その一つに『人の話を聞く』という項目があることが多いです。
子どもたちに「出来ているの~?」と確認すると、
「聞いているよー!!」と返してくるのですが、
結構〇がついていないことが多いんですよね…。
恐らく先生の説明を聞き切らずに、できると思って作業を進めてしまうんだと思います。
すると、教壇に立つ先生から見ると、話を聞かずに動いているという風に見えますよね。
『人の話を聞く』ことが出来ているかどうかは、
話している時は作業を止めて聞く姿勢を整えているということです。
教室でも聞く時間と話していい時間をメリハリをつけて授業していきます。