今、5年生の算数では割合の勉強をしています。
割合…これは小学校の算数の山場といってもいいと思います。
中学になってからは数学でも理科でも、社会でも普通に出てきます。
%ってどういうものなのかを伝える際に、よくスーパーの値引きを例にします。
「夕方になるとお惣菜に半額とか20%引きとかいうシール貼られているでしょ?」
と。
「あー!」
という反応を期待するのですが、
「知らない。」
と言われてしまうこともしばしば…。
「じゃあさ、お父さんの飲むお酒の缶に9%とか書かれているでしょ?」
と聞いてみると、
「へー。」
なんて気のない返事がくることも(笑)
「じゃあさ、じゃあさ、消費税って何%だっけ?」
「10%!!」
「そう(よかった…と一安心)。そしたら1000円のものを買ったら消費税っていくらかな?」
「え…10円…。」
ひえーーーーーーーーっ!!!!!
もちろんみんながみんなではありませんが、
消費税って言うのはすべての商品に対して10円が上乗せさせると思っている子もいました。
野球が好きな子ならば打率で例えると理解してくれますし、
ショッピングが好きな子ならばセールのときの割引でイメージできる子もいます。
でも…一番身近な食料品の買い出しに付き合ってもらうだけでも、
上記の会話に変化が表れると思うんです。
野菜やお肉、お魚を買うときに、そこに書かれた産地に目をむけさせることで、
社会科の特産物の勉強にもつながっていきます。
少し前に小3の国語の学習で『すがたを変える大豆』について勉強しましたが、
大豆からもやしができることに驚きを抱いた子に、
「もやし売り場で“黒豆もやし”って見たことない?」
って話をしたら
「あー!!あるね♪」
と納得の快感がうまれたようです。
こういう瞬間は大人以上に身体の感覚に結び付くんです。
それが、子どもの理解には重要なんです。
子どもにとって買い物やお手伝いなどの日常生活から学べることはたくさんあります。
ぜひ、お子さまとの日常生活を大事にしてください。