こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
以前、小惑星『イトカワ』から試料(物質)
を持ち帰ることに成功した『はやぶさ』。
帰還したのが2010年のことですから、
もう10年も前の話になるんですね。
当時は随分と話題になりましたから、
覚えているという人も多いのでは。
実は今、その後継機である『はやぶさ2』が
小惑星探査をしているのをご存知ですか?
『はやぶさ2』の目的は、小惑星のサンプルリターンを行うこと。
目的地である小惑星『リュウグウ』は、有機物などを
多く含む小惑星なので、そこからサンプルを持ち帰れれば
太陽系が誕生した当時の様子を知る手掛かりを得ることはもちろん、
地球上に存在する海水や生命の起源を探ることにも
つながると考えられているそう。
重大なミッションが課されているわけですね。
実際『はやぶさ2』は、去年小惑星『リュウグウ』で
石や砂などの採取に成功しています。
で。
まさしく今日、そのサンプルを
地球に届けにやってくるわけです!
本日(5日)午後2時半に、地球に向けて
試料入りのカプセルを切り離します。
カプセルは6日深夜に大気圏へと突入。
オーストラリアの砂漠に着地する予定です。
明るい流星のような「火球」として
現地で観測されるとのこと。
『はやぶさ2』はこれでお役御免かというと。
実は、地球へとサンプルを送り届けた後は
新たな旅へと向かうことになります。
ですから『はやぶさ2』自体が地球に帰還
するのではなく、カプセルを切り離すんですね。
凄いですよね、一つのミッションで終わりではなく
次があるなんて。
「お届け物です!」とばかりに試料を届けたら
今度は別の小惑星に向かいます。
最後の目的地に到達するのは、2031年7月になる予定。
これから11年かけて別の小惑星に・・・ということ。
無事、ミッションをやり遂げて欲しいものですね。
ちなみに。
カプセルの分離や大気圏突入については
インターネット上で生中継するそうですので、
興味のある方は是非♪