こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、小学生の授業をしていた時のことです。
国語の授業で『季節を表す言葉』というものが
出てきました。
春分・秋分、夏至、冬至。
大みそか、元日、正月、除夜の鐘
などなど。
春分、秋分など、二十四節気を
表す言葉は別としても。
大みそかや元日などは、年末年始によく
見聞きする言葉ですよね。
どれもこれも知っているものだと
思って小学生に聞いてみると、
「知らない(聞いたことない)・・・」
との返答が。
年末から年明けに、テレビ観ない?
⇒「あんまり観ない」
12月31日から年が明ける時
起きてたことある?
⇒「寝ちゃってる」
なんとか大みそかだったり、元日という言葉を
理解してもらおうと思うのですが、
取り付く島もありません(笑)。
そっか、学校で教わる機会がなければ
知ることもないのか。。。と思いましたが。
同時に、じゃあ私は当然のこととして知っているものは
どこで知ったものなんだろう?とも思ったんです。
それこそ、学校の授業で
12月31日は大みそかです。
1月1日は元日です。
と教わった記憶はないんですよね。
じゃあ、どこで知ったのか(覚えたのか)というと
全てテレビを観ていて得た知識だったんですね。
『知識』と言うほど大層なものでもないですけど(笑)、
年末年始に家族でテレビを観ていて、何度も大みそかだ
元日だと見聞きすることで自然と覚えたものだった、と。
そう考えると、テレビを観るのも
決して悪いことばかりではないですよね。
私が口であれやこれや言うよりも
パッと映像を観るだけで間違いなく
伝わるものがある。
テレビを観ることで、得るものも
当然あるわけですよね。
知識を得る機会が無くなるのではないか
そんな理由から、『本を読まない子どもたち』
が幾度となく取り上げられています。
でも、昨今の状況を考えると近い将来
『テレビを観ない子どもたち』
が問題になったりして。