こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
経済産業省は、東京電力管内に発令していた
『電力需給逼迫警報』を本日(23日)解除しました。
もしかしたら、大規模停電になるかも!?
と心配もされましたが、なんとかそれは回避。
現在は日照もあり、節電の効果も出て、
供給が安定しているようです。
そもそも『電力需給逼迫警報』とは何か。
これは、経済産業省が発表する緊急の節電要請。
聞き慣れないものですが、東日本大震災で電力不足に
陥ったことを教訓に2012年に作られたそうです。
電力の余力が原則3%を下回る見通しになった場合に発動し、
それを上回る見通しの時に解除するとしています。
ただ、これが日本らしいなと思うのは
『要請』なんですよね。
計画停電を実施するということも
あるようですが、あくまでも前提は『お願い』。
イマイチ逼迫度が伝わってきません・・・。
とはいえ、東京電力管内では東日本大震災の時に
計画停電が実施されましたが、それ以来の厳しい
電力需給だったようですので、ギリギリセーフ
といった所でしょうか。
何故こうなったのか。
やはり大きな要因としては、3月16日に発生した
地震による発電所の停止が挙げられます。
また、真冬並みの寒さとなって、暖房使用などによる
電力需要の増加が予想されたことも大きい。
でも、もっと大きな地震が来たらどうなるんでしょう?
真冬並みの寒さと言っていますが、本当に真冬だったら??
東日本大震災以降、日本人の日々の備えに対する
意識は確実に変わったと思います。
SDGs・脱炭素・環境にやさしい行動・エコ活動などなど
皆さんが日々取り組んでいるものは一つではないでしょう。
それでもなお、あるキッカケで今回のように
電力不足に陥ってしまうわけですから、
より一層の意識を持ち、みんなが考えて
行動していかなければなりませんね。