写真は、記事とは特に関係なくS先生提供の北海道一周ツーリング写真です。
今回の担当は、
恩多町教室・教室長の中西です!
先日のある小学生の国語の授業で【移り行く言葉】という題材の内容を扱いました。
『言葉は時代によって変わってきている・・・』という内容でしたが
その授業時の解説で正しい日本語、いわゆる文法の揺れについて紹介しました。
小学生授業なのでなるべく分かりやすく解説をしたつもりでしたが・・・
文法の内容もあったので少し難しかったです・・・
というよりも、紹介した内容に子どもたちが違和感自体がなかったこと驚きました!
これこそが【移り変わっていく】ということなのでしょう。
いくつか説明したものを紹介しますね!
「ら」抜き言葉
「見る」⇒「見れる」/「食べる」⇒「食べれる」/「来る」⇒「来れる」のように
「ら」を含んでいないということから「ら抜き言葉」と呼ばれ、誤用とされています。
「〜たり」の用法
動作や状態を並列して述べる場合の「たり」は、
「~たり,~たり」と繰り返す形で用いるのが本来の語法ですが、
近年は、後ろの「たり」を落として用いられる傾向があります。
全然+〇〇
「全然」という言葉は「全く」や「少しも」という意味で、後ろに「否定」の言葉をつけることが一般的な表現で
「全然」のあとに打消しの表現を伴うことで、「全く~ない」という全面的に否定する意味になります。
授業で扱った題材にもあったように言葉は移り変わっていくので、これからこのような言葉は誤用ではなくなっていくかもしれませんが、
誤用であることや正しい日本語を知っているか知っていないかは大きく違います。
社会に出ていくこの子たちには【正しい日本語】を知って・使って欲しいと思っています。
授業ではそれも伝えました!
解説の中で「若者言葉」という表現をしたので・・・
「『全然大丈夫!』っていうのは若者言葉と言われてる。・・・
・・・だから正しい日本語を身につけようね!」 と締めくくると
「全然大丈夫! 全然分かった~!」 と
言われました・・・!
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