
こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、生徒と春休みの予定について話していると、
 カレンダーを見ていた生徒が、こんな質問をしてきました。
「先生、この『先勝』って何?」
・・・・。
 大安・仏滅は分かりますが、それ以外のものに
 関しては、実は私もなんとなくでしか分かっておらず。
 嘘を教えるわけにもいきませんから、しっかりと
 調べてから生徒には答えました(笑)。
皆さんもカレンダーに書いてある『先勝』や『友引』など、
 何を意味しているか分かりますか?
ちょっとした豆知識。
 簡単にですけど紹介していきますので、
 せっかくですから、皆さんも覚えてみて下さいな!
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 そもそも、これは『六曜(ろくよう)』と言います。
 もともとは中国で発生した、時刻の吉凶占いだそうです。
 それが、いつしか日本で暦に記されるようになったと言われています。
六曜とは、『先勝』・『友引』・『先負』・『仏滅』・『大安』・『赤口』の6つを指し、
 それぞれ意味を持っています。
 「本日はお日柄も良く」などと使うことがありますが、
 この「お日柄」とは、その日の吉凶のことであり、
 現代では六曜で判断することが多くなっています。
それぞれの意味は以下の通り。
 ※読み方は色々あるようですので、一例を。
先勝(せんしょう・さきがち) 午前中:〇 午後:✖
 ⇒先んずれば即ち勝つ。急ぐことが吉とされています。
  午前中は吉で午後は凶。
友引(ともびき) 昼前後:✖ それ以外:〇
 ⇒凶事に友を引く。葬儀は慎む日とされています。
  昔は「共引」、つまり勝負事は引き分けになる日という意味でした。
先負(せんぶ・さきまけ) 午前:✖ 午後:〇
 ⇒先んずれば即ち負ける。先勝の逆。勝負事や急用を避けるべき日とされています。
  午後に物事を行うのが吉(午前中は凶)とされています。
仏滅(ぶつめつ) 一日中:✖
 ⇒仏も滅するような最悪の日。
  六曜の中で最も凶の日とされており、祝い事をしない習慣があります。
大安(たいあん) 一日中:〇
 ⇒大いに安しということで、六曜の中では「万事吉で成功する日」とされており、
  祝い事を行うことが多いです。
赤口(しゃっこう・せきぐち) 昼前後:〇 それ以外:✖
 ⇒正午のみ吉で他は凶、祝い事には大凶とされています。
  また、赤が血を連想させるため、刃物を持つ仕事の人には注意すべき日とされています。
といった感じです。
六曜は、元々曜日の代わりに使っていたものであり、
 宗教とは無縁なので、冠婚葬祭で六曜にこだわる必要性はありません。
ただ、例えば『友引』。
 「葬儀を行うと友が死の世界へ引き寄せられる」というのは
 あくまでも字の印象・こじつけに過ぎませんが、
 実際に信じる人が多いというのも事実。
六曜に縛られることも、とらわれる必要もありませんが、
 一般常識として、頭の片隅にでもおいてもらえれば♪
 
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