こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
現在教室に通う中3生は、受験も終わり高校に向けて
英数の先取り(高校準備)をしています。
最初は中学校の内容にも触れつつなので
生徒もそれほど違和感なく内容に入り
込めるのですが。
当然、いつまでも中学校の内容ばかり
やっていくわけではないので、
段々難しさを実感するという感じです。
昨日、中3生の数学の授業をしていた
時のことです。
生徒がこんなことを言ってきました。
生徒「先生、これどういう意味ですか?」
私 「前回の授業でやった内容でしょ?説明されなかった?」
生徒「しっかり説明してもらったんですけど、改めて
問題をやろうと思ったら分からなくて・・・」
前回の授業で数学の公式について説明された。
説明された時は分かったが、いざ問題演習と
なったら公式が自分のものになっておらず
問題を解けなかった・・・ということのようです。
『分かったつもり』
実は、高校ではこれが命取り?になるんですよね。
高校の授業は中学までに比べ扱う内容が難しく
なるのはもちろん、授業の進度自体も
とても早くなっていきます。
想像してみて下さい。
今よりも扱う内容が難しいのに、
じっくり時間を取って説明してくれることもなく、
次から次へと流れるように授業が進んでいくことを。
授業を受けていて「ん?」と思っても
どんどん先に進んでしまう。
ということは。
『分からないもの』の積みあがるスピードが
それに比例していくということです。
実は、分からないなと自覚した時には、
既に多くの『分からないもの』が
積みあがっている可能性があります。
自覚した時にはもう遅い・・・なんてことも。
ですから、どんな小さなことでも
見逃さない慎重さが求められますし、
本当に分かっているんだろうかという
セルフチェックも必要。
また、定期テスト前になって復習をする
(テスト勉強をする)というのではなく、
日々の授業ごとに復習する習慣を
身につけていかなければなりません。
いわば、毎日がテスト勉強ですよね。
自覚してからでは遅い。
肝に銘じてほしいと思います。