ライバル視

t-nakanishi

小学生の授業での一コマ。

ここ数回、計算の範囲が続いているのですが、

同じ時間に通っている子が互いにどこまで進むかを気にして競っているんです。

個別指導ではあるので、一人一人の状況に合わせて、進めるペース、

扱う問題は選んでいるのですが、

一人のときだとダラダラして飽きてしまう単調な計算も、

なんとなく周りと競り合うことで集中して取り組んでくれています。

私は何も仕掛けていないのですが、密かに一番先に解き進めることを狙っている感じなんです。

だから、何となくチラチラと周りがどこら辺を解いているのかを気にして、

「こっちのぞくなよ~。」なんて牽制し合って解いています。

 

昨日はいよいよ小学生ならではの箱型の筆箱を立てて、

友達の視線を阻止すべく“盾”にしていました。

「あー、そういえば小学校の時、そんなことしている子いたなぁ。」

となんだか懐かしく思って見ていました♡

もちろん計算が苦手な子も中にはいるので、その子が取りこぼされた感がでないよう、

その子にはこっそりと問題を間引いてあげて同じページを解いている状況を作ってあげます。

これ、子どもたちには内緒ですが(笑)

でも、一人だけみんなより遅いんだと思うとテンション下がってしまうのですが、

「ちょっとだけ問題減らしてあげるから頑張ろう。」と伝えると

「やる気出てきた。」と頑張ってくれるんです♪

 

個別指導なので基本的には演出しにくい競争ですが、

なんだか子どもたちが勝手にライバル視して頑張っています。

いい感じです。

この関係が個々を引き延ばしてくれるはず☆