成績が上がった女の子の話②

ONESTEP

こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。

前回お伝えした成績が上がった女の子の話。(参照:成績が上がった女の子の話①
今日はその続きを。

運動部に入っていたこの生徒。
生活の中心は『部活』でした。

最後の大会を終えて部活を引退するまで、
塾に来て勉強する・宿題をやる、ということはあっても、
日々学習を積み重ねることはなかなか難しく、
テスト前に慌てて勉強し、テストが終わればまた
部活中心の生活に戻っていく。
・・・という、どこにでもいる(?)生徒だったわけです。

そんな子が夏になったからといって、
いきなりあれもこれも出来るわけがありません。
勉強をしてこなかった分、課題は文字通り山積みでしたが、
どれから手を付けて良いのやら・・・。
そんな状況です。

やらなければいけないことがいっぱいある。
でも、どれから手をつけようか・・・。
考えるだけ考えても動かなければ何も変わらないので、
この生徒と話し合い、一つ決め事をしました。
それは、目の前にあるものから逃げない(先延ばしにしない)ということでした。

長い夏休み。
気分が乗らない時も、疲れてだるい時もあった。
それこそ、遊びに行きたいことも、テレビを観たいということもあったでしょう。
ただ、どんな状況であっても決めたことはやり通す。
それを徹底したんです。

先にも書いたように、めいいっぱい遊んでました(笑)。
繰り返しますが、勉強漬けの毎日を送っていたわけじゃない。
ただ。
やると決めたことは、必ずやり通しました。
夏休みの間、ずっとです。

途中くじけそうになった時には、
先生、今日これ終わるまで帰りません!
と言って、教室で黙々と自分の決めたことをやっていました。
やはり、人の目があると甘えづらく?なりますよね。
そういう意味では、塾を上手く活用出来ていたと思います。

昨日もやった ⇒ 今日もやった
⇒ 一週間続けられた ⇒ 一ヶ月続いた

一つひとつの積み重ねが、結果、彼女の勉強に対する取り組み方を変えました。
それはもう、劇的に!

「何だ、たったそれだけか」
・・・そう思いますか?

色々な誘惑がある中で、それでもやるべき時にやるべきことをやる。
これ、なかなか出来ることじゃないですよ!?
ついつい先延ばしにしたり、出来ない理由を並べてみたり。
皆さんも、そうじゃないですか?
意外と出来ないですよね。

かくいう私も、そうです(笑)。
「やろうと思ってたけど」
・・・この言葉、今まで何度口にしたことか(笑)。

逆に言えば、この姿勢を身につけることさえ出来れば、
受験に留まらず、その先の人生にも大きな力となることは間違いありません。

朝、何時まで寝てても良い。
夜、何時まで起きてても良い。
何をしても良い。
何もしなくても良い。

学校という『縛り』がない以上、何をするもしないも全て生徒一人ひとりに委ねられます。
選択するもしないも自分次第ということ。
そんな自由度の高い状況の中で、自分を律していくことができるかどうか。
ただただ受験ということだけじゃなく、
その先につながるということを考えても、この夏は重要になりますね。

変わろう。変えよう。
そう考えると難しいことなのかもしれませんが、
この生徒のように、一つで良いから決める・やり通す。
それが、結果として変化・成長につながっていくのだと思います。

皆さんも是非、この夏を良いキッカケに出来るように
頑張っていきましょうね!

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