留学していた講師が帰ってきました。
昨年夏からの9か月間でした。
お土産を届けがてら、向こうでの生活について話に来てくれました。
語学留学なので、どれだけの成果があったのかな?と気になっていましたが、何よりも心が成長していたことに驚かされました。
日本では留学経験を語ると「すごいね。」と評価されると思いますが、
実際行ってみると同じように留学している学生はたくさんいること、
もっと長期で留学している人も当たり前にいること、
英語だけでなく、他の言語も話せる人がいることを目の当たりにし、
短期留学なんて大したことないんだ、
これからはバイリンガルじゃ足りないくらいだと話していました。
帰国して久しぶりの日本を歩いてみて、何とも言えない窮屈さを感じたようです。
また、初めて親元を離れて暮らし、
これまで当たり前にやってもらっていたことを全て自分でやったと教えてくれました。
「一週間分の洗濯をするのに、一日かかるんだよ。」
「排水溝の掃除をする日、シーツを洗う日、トイレ掃除する日の曜日を決めた。」
と。
向こうにいる間、将来のこと、家族のことなど色々考えたそうです。
自分のことを見つめ直すいい機会だったことが伝わりました。
この講師、小学生のときから知っているので、話を聞いて胸がいっぱいになりました。
行く前は無邪気にキャッキャと笑っているだけだったような気がするけど…笑
可愛い子には旅をさせよ
って本当にその通りだなと、しみじみ思いました。