この夏伝えていること!

h-nakanishi

今回の担当は、
恩多町教室・教室長の中西です!

夏期講習なので、受験生はこの夏から5科の復習をする子が多いです。
1・2年の復習をメインに扱っているので、社会は地理・歴史を中心に授業しています。
社会・地理の授業では、北アメリカ大陸を復習した際にマッキンリー山について説明しました。
アラスカ山脈のほぼ中央にそびえる標高 6190mの北アメリカ大陸の最高峰です。
2015年8月に公式名称が先住民の呼称・デナリ(偉大な存在)に変更されました。
あるテレビ番組で登頂にチャレンジした企画があり、この山自身を知っている子は何人かおりました。
それでもいいんです!知識として知っていて位置関係が分かれば。

ただ、個人的に山にはもう少し興味を持ってもらいたくて・・・
またいつものやつやっちゃいました・・・!
「入試に出ない!出ないけど知っておいて欲しいことがある!!」
「出ないこと~?」
「そう!マッキンリーと言えば、植村直己だからな! これは知っておきなさい。」
「誰? 出ないんでしょ??」
「冒険家だよ。」

冒険家と聞いて、さっそく・まったく興味を示さない子が多いのがとても残念です。
そういう子ほど、これから絶対に仕入れることのない知識だろうと説明しました。

植村直己【うえむらなおみ】
登山家・冒険家。世界で最初に、モン・ブラン(1966年)・キリマンジャロ(1966年)・アコンカグア(1968年)・エベレスト(1970年)・マッキンリー(1970年)の五大陸最高峰登頂(エベレスト以外は単独)を成し遂げた。
その後、犬ぞりで北極圏1万2000kmの単独走破(1974年12月から1976年5月)・単独北極点到達(1978年)・グリーンランド初縦断(1978年)などの快挙で世界的な評価を得る。
1984年、マッキンリー厳冬期単独登頂に成功した後、消息を絶つ。同年,国民栄誉賞受賞。

私自身は、小学生の時に父親に自伝を買い与えられ読んだことがあり、
デナリの説明をしていたらハッと思い出し、今年の夏はこれを全授業で伝えていこう!と決めて話すようにしています。
本当に、完全に個人的な趣向です。
でも!知っておいてもらいたいことの一つでもあるのです。
「入試に出ないんでしょ?」「興味ないから。」 と、
シャットアウトしてしまいますが、だからこそ知っておいてもらいたいのです。
冒険家とは、そういう人たちなのだから。興味がなければ一生知らない知識でしょう。
少し興味を示してくれた子へは、南谷真鈴さんや栗城史多さんの話もしています。
入試や教科書には出てこないかもしれないけど、知っておいてもらいたいことを伝えていくようにしています。

最後に、植村直己さんの言葉を受験生に紹介します!
苦労が大きければ大きいほど、後でそれに比例した大きな喜びが返ってくるものなのだ。

 

   関連ページ;
    < 暑い中での対応 
    < 知っておいてほしいこと! 
    < 君たちはどう生きるか