「君はペガサスじゃないんだ!ツチノコなんだよ!!」
授業中に講師の声が響きました。
どういうことなのかなと耳をそばだてていると、
どうやらできるのに発揮しない力の持ち主(生徒)に対して、
架空の生き物ペガサスではなく探せば出てくるツチノコなんだと言っていました。
面白い表現をするなぁと思いつつも、最近は欲のない子が本当に多い…。
同じ時間で「君は本気出せばもっと速く解けることを知っているよ。」と言われている子もいました(笑)
可もなく不可もなくいれたらそれでよし。
自分に無理のない状態で行ける学校に行けばいいという考え。
期待し過ぎたらつぶれちゃう…
そんなふうにおっかなびっくり見守っているから柔な子が多いのかな。
人生にはたくさんのハードルがあって、
その都度、その時の自分が頑張ったら飛び越えられる高さになっていると思うんです。
高校受験を頑張った先には、高校の日々の予習復習をできる自分になっている。
予習復習を習慣化できるようになった先には、十何科目もの定期試験に対応できる自分になっている。
定期試験を繰り返した先には、大学受験に太刀打ちできる自分になっている。
大学受験を乗り越えた先には、就活にも対応できる自分になっている。
そんな風にちょっとずつ高くなったハードルが並んでいるんだと。
ちょっと頑張るために必要な武器を少しでも多く持たせてあげることが私たちの役目なんです。
ちょっと頑張ってみようの気持ちも、できることを積み重ねることで生まれてくる。
受験まであと半年、できるという体験を積み重ねてあげたいです。