こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日ここでもお伝えした探査機SLIMの月面着陸。
(⇒⇒月面着陸成功!)
着陸はしたものの、機体の太陽電池が発電できない
トラブルが発生したとお伝えしました。
その後、どうなっているかというと。
月面着陸成功からわずか2時間半後に、内蔵バッテリーの
電源をオフにする信号を送って電源を切ったそうです。
バッテリー残量が12%ほどになり、仮に復旧した際に
運用することを考えるとこのまま電源を消費するよりも
一度切ってしまった方が良いと判断したのでしょう。
では、復旧の可能性は??
実は、SLIMの太陽電池が西を向いていて、
そこに太陽光が当たれば発電する可能性が
わずかながらにも残されているそうなんです⤵
月面探査機「SLIM」から月面データ取得完了(TBS NEWS DIG 1/22(月) 15:34配信)
電源を切る前にも、着陸までの飛行データや上空からの月の画像
それに着陸後に撮影した周辺の岩石の画像などが撮れていたようですので、
しっかりと仕事はしていたんです。
それでも十分評価できると思いますが、
加えて発電も出来て地球に帰還することが
出来るということになれば・・・。
もう、言うことはないですよね。
今もJAXAの職員の方々が懸命な作業をしている所でしょう。
思えば帰還困難と言われた『はやぶさ』も
皆さんの努力によって長い年月をかけて
地球に戻ってきました。
SLIMも、なんとか戻ってきて欲しいと思います。