自己調整学習

t-nakanishi

ここ1年くらいの変化だと思うのですが・・・

小学生の学校の宿題、出され方が変わってきています。

小学生の宿題の定番、『ドリル』。

漢字と計算がそれぞれあって、学期ごとに用意されていました。

それを漢字であれば毎日2~3個ずつ、算数であれば1枚ずつ宿題になっていたと思います。

それが、どうやら『▢月▢日までに〇ページまでを終わらせること』という出され方に変わっている??

今年度、カウンセリングをしていて保護者様からは

「宿題がないって言うんです。」と聞いていました。

で、生徒からは「金曜日にここまでなんだけど、やばい。」とか

「終わらなくて昨日は0時までやった。」とか・・・。

1学期末の保護者会でほぼ手つかずのドリルを渡され、

夏休み中に終わらせておくよう言われた子もいました…。

 

まるで中学生のテスト前のワーク提出です。

中学生だってうまく進められず、テスト前に慌てて解答を写す子がいるくらい。

 

それってどうなんだろう…。

モヤモヤしていたので、ちょっと調べてみました。

コロナで休校になったときに、自主的に課題を探せる子が少ないことが判明し、

主体的な学びの実現を目指す日本の教育における課題が浮き彫りになったようです。

だから、生徒が自分自身の学習活動に対して能動的に関わり、

自らの学習を調整する学び方である『自己調整学習』が密かに始まっているのでしょう。

でも、結構難易度の高い学習法です・・・。

こまめに声掛けをしてチェックしてあげないと、

手つかずのままということもじゃんじゃん出てくると思います。

それに、保護者様にもちゃんとお伝えしないと、

「宿題がなくなった。」「勉強しなくなった。」と不安に感じてしまうのでは…。

反抗期を迎える前の素直なうちは、学校からの課題はやるべきものとして、

毎日決められた宿題を出すほうがいい気がするけど…。

そんな状況下でふと漢字50問テストが行われたときには大変ですね。

計画的に学習を進められている子はいいけれど、そうじゃない子は…。

教室では新出漢字の練習時は、とにかく書き順を良くてみて、丁寧に書くことを徹底させています。

雑に書いていたり、適当に書いていたら書き直しさせます。

「きたない字は、書いているそばから先生が消しゴムで消しちゃうからね~」

の言葉一つで、とっても丁寧に書いてくれます(笑)

 

学校の方針が変わったのであれば、教室でサポートしてあげるしかないですね☆

すでに、学校のワークを持参させて、開始10分ほどを学校ワークの時間に替えている子もいます。

どうやって勉強を進めればいいか、計画を一緒に立てることもできます。

何かお困りのことがあれば、教室にご相談ください。