議論は続く

ONESTEP

こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。

昨日(5日)、萩生田光一文部科学相が
検討してきた9月入学について
導入見送りを正式表明しました。

9月入学についての話は今回の休校を
キッカケとして突然出てきたものでなく、
今までも何度となく議論されてきたことです。

でも。
話し合われてきた割には、あまり大きく
取り上げられることは無かったですよね?

『欧米各国と卒入学時期がそろうため、教育のグローバル化が進む』
というメリットはあっても、それが必ずしも
今の制度を変える理由にはなり得なかったのかもしれません。
ですから、大きく取り上げられることも
制度が変わることもなかった。

ただ。
今回のコロナウイルスの影響で
『真冬の受験期による感染症を避ける』ことが出来たり、
『休校による学校生活の遅れや空白を取り戻せる』という
ことが加わったので、これだけ世間でも騒がれるように
なりましたし、より多くの人が関心を持つようになったのだと思います。

今まさに学習の遅れが出ている状況ですから、
悠長にしてられない現実があります。
だからといって、拙速に事を運んで良いという
わけでもないでしょう。

9月入学がメリットしかなければ結論は早いと思いますが。
メリットだけでなく、デメリットも多いということが
この問題の難しい所です。

子どもたちにとって本当に良いことは何なのか。
導入が見送りになっただけで9月入学が
完全に無しになったわけではありません。
議論はまだまだ続きそうです。

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