こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
都立高校一般入試まで、あと2週間を切りました。
教室では、過去問や予想問題などを使って
最後の仕上げに入っているところです。
生徒もいよいよ入試が迫り、目の色が変わってきています。
今日も、早い時間から自習に来ている生徒がいます♪
さて、その過去問ですが。
過去問は、自分の総合的な力を試すことや、出題傾向・クセをつかむための重要な教材です。
過去問を使うことで、解答するペース配分を身につけることが出来ますし、
出題傾向をつかむことも出来ます。
いくつも問題を解いていけば、出題形式に慣れることも出来ますね。
実は、この『慣れる』というのがポイントの一つになります。
人間は『慣れていないこと』をすると
脳の活性化に効果があると言われています。
別にそんなに大きなことでなくても良いんです。
例えば、
『学校からの帰り道をいつもと違うルートにしてみる。』
こんなちょっとしたことでも、脳には刺激が与えられます。
逆に、この刺激がなく毎日同じことを繰り返していると、
脳の機能がどんどん衰えていくのです。
ですから、毎日同じことばかりを繰り返すのではなく、
ちょっとしたことで良いので脳に刺激を与えていく
ということが、脳にとっては重要なことですね。
ただし。
受験ということを考えると、『慣れていないこと』は必ずしも良いことではありません。
慣れていないことをすると、脳に刺激が与えられると言いました。
これ言い換えれば、慣れるために脳が働くということです。
つまり慣れていないうちは、状況・環境に慣れることを優先して、
それ以外のことは二の次になってしまうということ。
教室では、会場テスト(模擬試験)を受けなさいと指導しています。
これは、テスト慣れをするのと同時に、会場慣れをして欲しいからです。
学校で受ける定期テストは、慣れ親しんだ教室で、周りは当然みんな知っているクラスメイト。
しっかりと準備をしていなければ、良い結果は得られませんが(笑)、
少なくとも『普段の自分を充分に発揮する』環境は整っています。
一方会場テストでは、何人かの顔見知りがいたとしても、
ほぼ知らない生徒ばかりです。
とすると、人に慣れないといけません。
もちろん、会場にも慣れないといけません。
それこそ、テスト自体にも慣れていかないとですよね。
会場テストを受けると、
「普段の力を発揮出来なかった」
という生徒がいますが、これは上記の理由も関係しているのです。
過去問も同じです。
入試の形式を知らず、傾向がつかめていなければ、
問題を解く前に、まず問題自体に慣れるという『ワンクッション』が必要になります。
形式に『慣れ』、傾向をつかめれば、
あとは問題を解くことに集中すれば良いだけ。
だから、過去問は大事なんです。
本番当日、存分に力を発揮するためにも、
慣れることの大事さを理解して下さいね!