こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、ニュースでこんなことが取り上げられていました。
『静岡・吉田町、夏休み10日程度に短縮し授業に』
来年度から、夏休みを最短で10日に短縮するという
計画が了承されたようです。
夏休みが10日!?
これ、夏休みって言えるんですかね??
吉田町の教育委員会では狙いを以下のように述べています。
〇英語の授業時間を増やす
〇登校する日が増えることで、先生が子どもと向き合う時間が増える
〇6時間授業を無くし、4~5時間授業に
〇授業が早く終わる日を設けて、先生の負担を減らす
教育(授業)に関しては、今までも様々な動きがありました。
詰め込み教育と言われた時代、保護者からは
『子供を学校に縛り付けている』『子供にも自由が必要』
などの批判がありました。
そこから『ゆとり教育』というものが生まれたわけですが、
今度は『学力低下を引き起こす』と懸念されたわけです。
右に振れて、左に振れて。
結果、現在の『授業時間の確保は大事』
という流れに至っているわけですが。
確かに、先生方の負担は年々増していると思います。
時間外勤務も平均すると、小学校で60時間弱、中学校で90時間
にも上るそうです。
ただ。
授業時間の確保や先生方の負担減を成すために、
夏休みを削ろう(減らそう)という方向にいってしまうのは、
なんとも残念な気がします。
※そもそも吉田町は、今年度も夏休みは24日しかないんだとか。
24日を「しか」と言うのか、「も」と言うのかは意見が分かれる所だと思いますが。
夏休みだからこそ経験出来ることっていっぱいあると思うんですね。
学力はもちろん大事。
だからと言って、授業時間を確保するために
色々経験できるはずの機会を奪われてしまうのは
違うと思いますし、子どもたちも可哀そうですよね。
皆さんは、どう思いますか?