いよいよ都立高校の推薦入試まで1週間となりました。
受験生の顔つきもいい意味で引き締まってきたと感じています。
夏明けてからの2学期は見守る私たちの心配をよそに、
まるで他人事かのような余裕を見せている子もたくさんいました。
しかし、3学期を迎え、この時期になるとさすがに余裕がなくなっていますね。
この時期の緊張感はとても大切。
同じ教室には小学生から高校生まで通っているわけですが、
「なんかあのお姉さん、いつもと違うな。」
「先輩、大丈夫かな。」
と教室全体の空気感につながっていきます。
みんなが経験する受験を、少し先に生まれた子が体験して伝えてくれる。
言葉は交わさなくても発してくれています。
一年前にその受験を経験した高校1年生の子も、
「あのときは…」と一回り大人になって振り返ることもできます。
受験生は家に帰るとなんだか自分だけが大変な思いをしているように感じ、
家族に苛立ちを覚えたりもします。
しかし、教室に来て「あ、みんな同じなんだ。頑張ろう。」と思ってもらえたらいいです。
私たちスタッフはこの緊張感をもう何年も何年も繰り返し見ています。
毎年、受験生がいろいろな感情を抱えて乗り越えていきます。
不安になったときにはぜひ、
志望校の制服を着ているあなた自身を思い浮かべて下さい。
キラキラしたあなたはもう近くにいますよ。