小学生の授業でのこと。
合ってはいるけど注意していることが2つあります。
一つ目は・・・漢字の書き方。
小学生のうちに覚えるべき漢字は1026字。
新出漢字を学校で習って、宿題で練習して、小テストがあって、定期的に50問テストがあって・・・
3年生くらいまではこれでなんとか定着しているように思います。
しかし、4年生以上になると新しい漢字と、これまで習った漢字で迷いだします。
同じ音でも違う漢字の選択肢が増えるからですね。
教室では1年通して漢字ドリルを2周以上進めつつ、春休み・夏休み・冬休みに学期ごとのまとめの復習もしています。
今、ちょうど1周目が終わり、2周目に入りました。
「一度やったところだからねー。」
と生徒に言うと
「えー、なんか忘れているね・・・。」
という声もあります。
ここから3月中旬までひたすらに繰り返して定着させます。
漢字のテストを通して思うこととして、学年を重ねるほど癖が出ているということ。
共通していることとして多いのが、漢字の角が丸くなっていること。
例えば…
口という漢字の2画目がまるでひらがなのつみたいになっている子がよくいます。
口を使う漢字、小学校で習うだけでもたくさんありますね。
右、古、名、合、号、可、君、句、吉、知、谷、告、同、苦・・・
もっとあります。
別に書けているんだからいいのでは?
と思う子も多いと思いますが、教室ではそこまで注意しています。
厳しいです(笑)
同様に書き順もそうです。
学校で最初に習うときは一緒に書き順から確認してくれると思いますが、
それ以降、一画ずつ見守られることはないですよね。
となると、人によっては書き順が自己流になっていきます。
学校でのテストはあまり問われませんが、漢字検定では漢字の一部が太線になっていて、
その部分は何画目か?なんて問いもあります。
漢字検定のために覚え直すより、一から正しく定着するほうがいいですよね。
中学生になると、小学校のように新出漢字を一字ずつ教えてくれることはありません。
教科書を読みながら出てきた漢字を読めるように、書けるようにならなければいけません。
学校によっては漢字のワークもありますが、
一ページにたくさんの漢字が並んでいて、テスト前に提出を課されます。
そして中間・期末テストで出題されます。
小学生のうちに漢字の正しい形と書き順、読み方を含めた練習方法を習得してもらいたいと思っています。