こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
新型コロナウイルスの影響で、東京五輪が
1年延期されました。
(今年開催されるのかどうかもまだ未定ですが)
延期されることでの影響は様々な面に出ている
と思いますが、実は7月・8月のカレンダーにも
その影響があって。
皆さんは、『改正五輪特別措置法(改正特措法)』
というものをご存知ですか?
これは簡単に言うと、東京五輪の開会式や
閉会式に合わせて「山の日」などの祝日を
移動するという法律なんですが。
その法律によって、
10月11日『スポーツの日』 ⇒ 7月23日五輪開会式に移動
7月19日『海の日』 ⇒ 7月22日に移動
これによって、22~25日は4連休となります。
でも、皆さんカレンダーを確認してみて下さい。
7月の所を見ると、上記4日間は祝日表記になっていないし
赤字にもなっていないと思います。
何故でしょう?
これは、改正特措法が成立した日付に
大きく関係しています。
この法律が成立したのが昨年11月。
その時期にはもう今年度(令和3年)の
カレンダーは印刷済みです。
つまり、法律にカレンダーの訂正が追い付かなかった。
いや違うな。
カレンダーの立場?からすると、法律の成立が
遅すぎたということが原因なんです。
ですから、7月に4連休があるということを
知らない人は多いでしょうし、何よりも
19日が祝日のままだと考えている人ばかりでしょう。
それだけではありません。
8月11日には『山の日』という祝日が
ありますが、これも閉会式のある8日に
変更となるんです。
で、8日は日曜日ですから翌日の9日を振替休日にする、と。
結果、8月も祝日が変更になり7日の土曜から9日まで
3連休になるんですね。
「別に祝日が増えるなら良いじゃん?」
と思ったかもしれませんが。
事は、そう単純ではありません。
まず、7月19日、8月11日、10月11日は
カレンダー表記とは異なり平日となります。
しかも、仮に東京五輪が行われなかったとしても
移動した祝日はそのまま。
旅行の予定などを勘違いして入れないように
しないといけないですが、何よりも平日なのか
祝日なのかで対応が変わる公共機関などは
気をつけないとですよね。
あまり世間的にも話題になっていない
感じがしますが、これ結構大きな問題
だと思います。
いつが平日で、祝日なのか。
皆さんも日程確認をしっかりして下さいね。