こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、こんなニュースを見ました。
『宇宙空間で太陽光パネルを展開する実証実験開始』
・・・宇宙空間で太陽光パネル??
どういうことかというと、
宇宙に巨大な太陽光発電所を作り、大量の電気を
24時間地上に送り届けようではないか!
という計画なんです。
電気をどうやって?と思いますよね。
従来であれば、太陽光発電は地上の太陽光パネルで発電して
送電線を通って電気を送るわけです。
それが宇宙太陽光発電になると、電気をそのまま
地上に送るわけではなく、電気を電波にして
地上に送るというわけなんです。
電気を電波に??
この辺が私も分からないんですが(笑)
こういうことらしいです。
皆さんもご存知の『電子レンジ』。
レンジでチンする場合、温めたいものに
直接電気をあてているわけではないんですよね。
電気をマイクロ波という電波に変換し、
食べ物などにあてて温めているわけです。
つまり電気は電波に変えられるというわけ。
ですからその性質を利用して、宇宙で発電した
電気もこのマイクロ波に変換して地上に送ろう
ではないかというわけです。
この『宇宙太陽光発電システム』の実現に向けて
2022年度から宇宙空間で太陽光パネルを
展開する実証実験に入るそうです。
何故わざわざ宇宙で?とも思いますよね。
宇宙で発電する一番の利点は、
地上のように天候や昼夜に左右されず
安定的に太陽光を利用できるという点。
また発電時に温室効果ガスを排出
することもないので、地球にも優しいです。
当然課題も多く、まだまだ解決しないと
いけないこともあるようで、2050年までの
実用化を目指しているとのこと。
もしかしたら、地球で使用している電気は
全て宇宙で作りだしたものです・・・なんて
時代が来るかもしれませんね。