夏休みもあと数日というのに、宿題が終わっていないという子に多いのが、美術の課題。
残してしまう心境はわかります。
始めちゃえば片付きそうな課題ですが、取り掛かるのは気が重い。
絵を描くのが苦手な子は、本当に嫌ですよね。
私も3年間ずっと3だったので、よくわかります。
ただ、教室にはその作品で入賞を狙う子がいるんです。
「これ見て。やっと描けたんだけど、まだまだだなって思って手を加えようと思ってるんだ。」
と写真にとった作品を見せてくれました。
「え?もう白い部分ないのに、どこに絵を加えるの?」
と、聞いちゃいました。
もう完成しているんですよ、すごく素敵に。
美術3の私にはどこに何が足せるのか意味わかりません。
「この原っぱの上に、柵を描くんだよ。
この川も水色の下に黒があるんだよ、深さ出すために。」
と言うんです。
「重ねたら滲んじゃうんじゃないの??」
と美術3の私が尋ねると
「水分減らして描けばいいんだよ。」
と教えてくれました。
絵って授業で教わった程度であんなに描けるものなのか・・・。
尊敬します。
入賞できるといいね。