道路沿いの教室の窓際でパソコンと向き合って仕事をしています。
生徒対応以外はほぼほぼ同じところに座って仕事をしています。
窓ガラスにはONE STEPという教室の名前がカッティングシートで貼られているので、外の様子はその隙間から見える程度です。
パソコンと向き合う私の視界の隅で、たまに自転車が止まって手を振る人がいるんです。
主に卒塾生です。
先日来た子は2年前に卒業した高2生。
「テスト終わったから、部活のあと遊んできた~。」
と言って窓越しで30分ほどおしゃべりしました。
その声を聞きつけ、
「懐かしい声が聞こえてきたと思ったよ。」
と、授業中の講師も顔を出してきました。
「先生の声も聞こえてたよ~。」
と互いに懐かしんでいました。
自転車で駅に出て、電車に乗って、学校の最寄り駅から30分弱歩いているそうです。
その逆で戻ってくる帰り道、家まであと5分ほどのところで寄り道です。
今日もまた視界の隅に笑顔が見えたので窓を開けると、昨年卒業した講師でした。
社会人1年目が終わろうとしている今日、
ふとお休みだったからかつてのバイト巡りをしてみたと言っていました。
卒業してからも元気にやっているのか心配はしていましたが、
今日の笑顔を見てやっと心に余裕ができたんだろうなと察することができました。
「働くって大変だね。」
という言葉から、好きな仕事につけたものの楽しいだけじゃすまないという社会人としての責任をヒシヒシと感じているようでした。
大人になっていました。
とても嬉しい気持ちになり、パワーをもらえました。
フラッと立ち寄りやすい環境をこれからもずっとずっと残さなきゃ。