こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
昨日(日本時間の9月15日)土星探査機の『カッシーニ』が
土星の大気に突入し、燃え尽きて消滅してしまいました。
1997年に打ち上げられたカッシーニは、7年かけて
土星に向かい、2004年に土星軌道に乗ってから
昨日までの13年間、土星とその周辺の観測データを
送り続けたわけです。
13年間データを送り続けていたということも
凄いですが、そもそもたどり着くまでに
7年もかかってるんですね。
まずそれにビックリです。
地球から土星までの距離、約15億km。
地球から月までが約38万km、太陽までが約1億5000万kmです
・・・と言ってもピンとこないと思うので、もう少し身近なもので言うと
北海道から沖縄までが約3000km、
日本からアメリカまでが約10000km位ですから、
とてつもない距離だということが分かりますね。
カッシーニが観測データを地球に送信(通信)するのに
約83分かかったそうですし、届けた写真データは
累計45万枚にものぼったとのこと。
観測データによって、解明されたことも発見できたことも
数多くあります。
そう考えると、役目を終えて、大気に突入・消滅というのは
なんとも物悲しい最後ではありますが、
大往生だった(天命を全うした)のかもしれませんね。
13年間、お疲れ様でした!