毎年、塾の住人となる子がいます。
この冬は高3の男の子。
中学のときからずっと通ってくれて、部活も頑張っていたため、
高3の夏明け、いや…秋半ばから本気モードになったかな。
今は学校がほぼないので、毎日昼にやってきます。
とてもおしゃれさんで、毎日、キャップから靴までコーディネートして入室してきます。
「今日のテーマは?」
って聞きたくなっちゃうくらい日によってガラッと雰囲気を変えてくるので、
私の楽しみでもあります(笑)
軽くコミュニケーションをとると自分のリズムで勉強を開始します。
分厚い赤本は面談席にしれーっと置き勉してあるので、
しれーっとそれを取りに来て、自分でコピーして取り組んでいます。
毎日毎日3時間くらい2人だけの静かな時間が流れています。
集中力切れたかなーっと思われる瞬間に声をかけ、いろんな会話をします。
自分のこと、家族のこと、大学入学後ことについて…。
彼とは中3の夏期講習時にも語らいました。
あの夏、彼自身の生き方について、自分の将来について、素直に想うことがあったようで、
ポツリポツリと心のうちを聞かせてくれたことは私にとっても印象的でした。
そんな彼も3年経ってすっかり大人になりました。
子どもの成長って本当にあっという間。
あれやれ、これやれと鼓舞していた中3の夏とはまるで別人のように、
今では一人でやるべき課題と向き合えるようになっています。
毎日22時近くまで黙々と…。