こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日、お問い合わせの電話をいただきました。
高校1年生の保護者様からです。
内容は、
「授業に不安を感じてきたので、塾を考えている」
といったものでした。
話を聞いてみると、ついていけなくなる
ほどではないし、明確に分からないものが出たわけではないが、
少し授業内容に不安を感じたとのこと。
「早いな」
と思ったのが、正直な感想です。
早いというのは、分からなくなるのが早い
という意味ではなく、動き出しが早いという意味です。
お問い合わせをいただく際は、
〇テストの結果が悪かった
とか
〇しばらく様子を見ていたが状況が好転していかない
ということが多いんですよね。
つまり、もうこれ以上このままにしておけない
という、いわば『限界』まで来てお問い合わせ
いただくことが多いのです。
それが、まだ入学して1か月も経たないうちに
「なんとかしなければ」と思ったわけですから。
そして、思っただけでなく行動にまで
移したわけですから。
実は、「分からなくなった」と
自覚してからでは遅いんですね。
何故かと言うと、分からなくなった
という生徒の大半は今授業で行っている
学習内容ではなく、それよりも前にその原因が
あることが多いからです。
つまり、今授業で習っているものをカバーしつつ、
原因を突き止めその内容まで戻っての学習を
同時並行でしなければいけないわけですから、
当然時間もかかりますし、なかなか効果も表れにくいわけです。
分からないものを分かるようにしてやろう!
と思って勉強を始めても、それがなかなか結果に
結びつかなければ、やる気も失せてしまいますよね?
ですから、分からなくなったと自覚する前に
行動を起こすことが大事なのです。
実際、上記の生徒は体験授業を経て入塾となりました。
授業を数回行いましたが、いくつか抜けてしまっている
内容があったので、それをフォローしながら
授業を進めている所です。
特に高校の授業は進みも早いし、中学校までと比べると
内容も深くなりますから、もう少し塾に来るのが
遅くなっていたら大変だったかもしれません。
皆さんには、分からないと自覚してからでは
遅いということを是非とも覚えておいて
もらいたいと思います。