数の不思議

ONESTEP

こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。

先日授業をしていた時のこと。
中3の数学だったんですが、2乗の数が出て来たんですね。
11の2乗=121
12の2乗=144
13の2乗=169
・・・・
というように。

で、その流れでこんな話をしたんです。
 「111の2乗って分かる?」
生徒 「えー、分からないです」
 「12321なんだよ」
生徒 「へぇ~」
 「じゃあ、1111の2乗は?」
生徒 「分からないです」
 「1234321なんだ」
生徒 「何それー? すご~い!」

最初は反応が薄かった生徒ですが、
話を続けていくと私が思っていた
リアクションを取ってくれました(笑)。

そう、数の不思議というかなんというか。
1のゾロ目の2乗は計算しなくても
数の規則性があるのですぐ答えられちゃうんですよね。
11111の2乗  = 123454321
111111の2乗 = 12345654321
のように、数が5桁なら5までいって1に戻る。
数が6桁なら6までいって1に戻ればOK。

数の不思議でいうと、こんなのもあります。
1÷81という計算。
なんてことのない計算問題ですが、
答えを出してみるとちょっと面白いことが分かります。

1÷81=0.0123456790123456・・・
答えが0から始まって9までいく。
その後は、また0からという感じで繰り返していくんです。
で、見て分かると思いますが。
答えから何故か「8」だけが抜けているんですよね。

算数・数学を解く楽しさ。
それを伝えていきたいっていうのが私が「教える仕事」
に就いた最も大きな理由なんですけど。

それも大事なんですけどね。

テスト・受験に出る問題だけじゃなくって、
やっぱり数って面白いよねってことも
伝えていきたいんですよね。

例えば1÷81の答えは「循環小数」と言われるものですけど、
これ出てくるの高校数学なんですよね。
それじゃあ遅い・・・かな。

もっと早い段階で、数の楽しさに触れてもらいたい。
数ってやっぱり面白いし、不思議だな。
って感じてもらえたら嬉しいです。

循環小数でいくと、上で挙げたものより
もっと面白いものがあります。
それがこれ ↓

1÷9801=0.00010203040506070809
       1011121314151617181920
       2122・・・・・・949596979900
       01020304・・・

答えが「00」「01」「02」と続き、それが「99」までいきます。
その後は「00」「01」とまた元に戻るわけです。
で、これの面白い所は何故か答えから「98」だけが抜けていること。

何故98だけ抜ける??
数の不思議。

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