ほっこり

t-nakanishi

夏期講習期間のため、教室は朝から活気づいています。
先生たちの熱い解説の他、生徒たちが重要語句を暗記すべく念仏のように唱える声もします。
とにかくいろいろな声が入り混じっています。

そんな中、小学生も負けじと音読してくれます。
周りに大きなお兄さん・お姉さんがいる中での音読に、
少し緊張気味でいつもより声も小さくなっていました。

それでも徐々に慣れてきた先日…

金子みすゞさんの『わたしと小鳥と鈴と』を音読してもらいました。

わたしが両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴はわたしのように、
たくさんなうたは知らないよ。

鈴と、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

かわいい声で読まれた優しい詩にとても癒されました。