先日、風の強い日のこと。
教室前に並んでいる生徒の自転車が風でなぎ倒されてしまいました。
倒れては外に出て直し、また倒れては外に出て直し・・・を繰り返していました。
「もうキリがないしいいかな」と半ば諦めて放置しようと思いましたが、
生徒の大切な自転車だし、倒れ方が悪いと通行人の邪魔をしてしまうのでもう一度外に出ました。
一つ一つ立て直していると
「大丈夫??手伝うよ!!」と声をかけてくれる人が。
見上げると以前、生徒として通い、講師として勤めてくれた子でした。
「なんか頑張っている人いるなと思って(笑)」とほほ笑んで手を貸してくれました。
社会人になって数回、顔をあわせる機会はありましたが、久しぶりでした。
久しぶりに見た彼女は、とても落ち着いた様子ですっかり社会人の顔になっていました。
彼女も同じ地域で子どもと携わる仕事をしています。
自転車を整備しながら、少しの時間近況報告し合いました。
彼女が教えていた子の話や、今の彼女の仕事のこと。
一瞬でしたが、同じ地域で働く仲間として元気をもらえました。
彼女が育てた子が、数年後、うちの生徒としてここに通うことがあるかもしれない。
それってとても素敵なことだなと。
そんな未来を夢見て、頑張る力をもらえました。
ありがとう。