今回の担当は、
恩多町教室・教室長の中西です!
前回は、塾を決めるポイントをご紹介しましたが、
教育コラム・ブログということでもう少し突っ込んだ内容で書いていこうと思います!
同業者からの批判もあるかもしれませんが・・・
ポイント①合格実績よりも進学率・・・
塾によっては、合格実績を自塾のアピールの柱にしている所もあります。
しかし、○名中×名が●●中学校・▲▲高校へ合格したという見方をしなければ意味がありません。
特進クラスのTOP層の生徒だけで×名が構成されている場合もあります。
合格実績が欲しいために、成績優秀者の授業料を割引にしたり免除したりと手厚い特典で
成績優秀者を囲い込むということもあります。
また、受験料を負担し受験校を増やし合格実績を得るなんて塾もあるかもしれません。
他教室展開をしている塾などは、全教室での合算で実績をあげている場合もあります。
それよりも、知りたい・知っておきたい情報は、入塾時からの成績がどれくらいで、結果どこに入ったのか?
という実績の方が塾を決める上では重要な情報になります!
ポイント②塾にも教育理念が必要・・・
塾は、教育を扱っている場所です。そんな意識すらない副業として経営している塾も存在します。
子どもや保護者様へ自分たちがどのような理念の基、サービスの提供を行っていきたいのかが
分かるのが “教育理念”や“指導理念”です。
この理念はサービスの軸になるものです。
軸がしっかりしていないと色んな方向へぶれてしまいます。
例えば、利益追求型になってしまったり朝令暮改であったり、その場しのぎのサービス提供が
行われてしまうかもしれません。
教育は時間がかかるものです。しっかりとした理念の下サービスを受けられることをお勧めします。
また、せっかく立派な理念を掲げていてもそれが実際の指導への落とし込みが出来ていない場合もあります。
それでは、結局意味がないのでしっかりと理念と授業が一致している塾を選ぶようにしましょう!
教室責任者へ説明をしてもらうのが一番分かりやすいはずです。
ポイント③指導力を見極めるには・・・
塾とは面白いもので、生徒数=指導力ではありません!
指導力がなくても教室にたくさんの生徒が集まることがあります。
逆に、指導力があっても生徒が少ない塾もたくさんあります。
小さい塾かもしれないが、隠れたいい先生がいるのです。
生徒を集めるノウハウと資金があればある程度生徒を集めることができるからです。
(もちろん指導力以外の魅力がある場合もあります。)
塾を選ぶ際に、たくさん生徒もいるし間違いないだろう。と指導力を推し量らず選んでしまうこともあるでしょう。
そこで、指導力を見極めるポイントを紹介しました!
教室責任者に使用する教材や授業について今までのポイント①②と同様質問をしてみてください。
教室長や教務長などが全教科の指導法に精通しているか?もしくは、しっかりと授業構成を考えているかが分かります。
この質問に的確に答えられない場合は、
指導法が確立されていない。学習計画が練られていない。分業で自分の仕事だけしている。など理由が考えられます。
入塾という入口で、しっかりとした学習計画を知らされないままに行き当たりばったりの授業では、
通塾後の成績向上は難しいでしょう。
また、講師の授業を判断するには、講師と生徒との関係性を把握する必要があります。
塾長が自ら授業をしていたり、専業の講師もいれば、教員の卵や学生のアルバイト講師もいます。
そんなさまざまな立場でも子どもの前で授業をすれば、先生なので、立場に関わらず
先生(講師)と生徒との関係をしっかりと見極めましょう!
授業が成立しているのか?
指導形態もいろいろあるので、共通して言えることは、生徒の様子です。
授業と授業外のメリハリがあると分かりやすいです。
講師と生徒の関係を友達のような関係を築く先生もいます。これも指導法の一つです。
それでも授業中は生徒が先生の授業を受けていれば問題ありません。
問題なのは、生徒が先生を舐めてしまい授業になっていない場合です。
授業中の私語や生徒の宿題忘れが目立ったり授業中に講師が生徒に終始注意をしている授業では
その講師の下での成績向上は難しいでしょう。
また、
ある塾では、「当塾は、熱血指導なので、授業終了時間を設定していません!
分かるまで居残り授業を無料で行っております!」とうたっている塾を見たことがあります。
『無料で!?』『なんと熱心な!』と感じるかもしれませんが・・・
なぜ?時間を設定してその時間内で分かる授業をしないのだろう・・・?と考えてしまいます。
塾側の熱血は分かりますが、講師の力量不足で寝る時間を削られる生徒が不憫に思います。
入試もテストも時間内に解答しなければなりません。
時間を意識できない指導法では得点力はつきにくいのです。
そのために、本当に指導力のある講師というものは、しっかりと60分・90分など授業時間内に理解をさせる
授業構成を考えられ授業を展開できる講師やシステムが指導力を見極めるポイントです!
この3つは集団・個別の形態や大手・個人塾の規模に関係なく当てはめることのできる
決める際のポイントになると思います!
お子様に合った塾が見つかるといいですね。
関連ページ;
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