ガソリン自動車と電気自動車は何が違うのか?!

h-nakanishi

写真は、記事とは特に関係なくS先生提供の北海道一周ツーリング写真です。

今回の担当は、
恩多町教室・教室長の中西です!

前回の記事で中3生の社会の授業で解説をした電気自動車について
せっかくここで触れたので記事のネタにさせてください!

①今後電気自動車化が一層進むことが予想される。
②電気自動車の構造は簡単!だから・・・
③日本の自動車会社はどうするの?!
④あなたたちが大人になったら・・・?

こんな流れで解説をしようと思っていたのですが・・・
②の途中で『・・・?・・・』 となっていたんですね。

そもそも構造が全く違う!ということが分からなかったようです。

ガソリン自動車と電気自動車は何が違うのか?!
ここから説明しないといけなかったんですね。
ガソリン自動車と電気自動車の大きな違いは、動力の源になるエネルギーです。
ガソリン自動車はガソリンを燃焼させることによってエンジンを動かします。そのため必ず二酸化炭素などの温室効果ガスを排出します。仕組み上、振動や騒音が発生する事が避けられません。
電気自動車は電気を蓄えるバッテリーとモーターが搭載されています。モーターを電気で動かして走行するため、排気ガスが出ないことが特徴です。エンジンが存在しないので、振動がほとんどなく静かに走行できます。
ガソリン車はエンジンだけで1万個、車体全体では約10万個と、多数の部品で成り立っていますが、電気自動車はバッテリーとモーターで動くシンプルな構造であることから、全体で約1万個と部品点数が圧倒的に少なくなります。
車体構造がとてもシンプルになっているので高い技術力や革新的な技術や製品を持つ企業の新規参入が可能になっています。
最近では、アップルやソニーなども参入に向けた動きがあることが取りざたされています。

そのような世界的なEV化の流れに従来の日本の自動車メーカーは完全に出遅れてしまいました。
これには様々な理由があるのですが・・・
今回は割愛します。

どちらにしても今は移行期が始まったところです。
解説をしていても車自体には興味ない子が多かったですが、今後一層水平分業化・オープン化が進んでいきます。
充電場所や電力供給の課題など社会構造から大きく変わっていきます。
より柔軟な発想での新システムの開発や高い技術力が求められてくる時代になるのです。

 

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