いよいよ始まりました、教室ブログ。
今回担当するのは、学園町教室 教室長の白澤です!
さて、今回は「伝える」ということについて考えてみたいと思います。
よく、耳にする言葉です。
色んな生徒と話をしては、そんな言葉を聞いて(聞かされて?(笑))います。
それは親御さんに対してだったり、学校の先生に対してだったり、はたまた友達だったり。
『自分のことを分かってくれない。』
そんな想いがあるようですね、みんな。
『以心伝心』 辞書で意味を調べると・・・
「仏法の奥義を、言葉や文字を借りず師の心から弟子の心に伝えること。主に禅宗で用いる。」
→ 無言のうちに心が通じ合うこと。「―の間柄」なんて使い方をしますね。
家族だから、親友なんだから。だから何も言わなくても分かるでしょ!
それこそ以心伝心、みなまで言うな(言わせるな)!!
ってところ、ありますよね。
確かに、以心伝心の間柄になれたら、こんなに嬉しいことはないです。
でも、どうなんでしょう??
何も言わなくても分かるって言いますけど、本当に人間ってそんなに分かり合えてますか?
家族だから、親友だから、ちゃんと通じ合ってる。だから、何でも分かるんだよって言えますか?
「何も言わなくても分かる」のではなく、「何も言わなくても分かってよ」という願望が、そこにはあるような気がします。
本来、人は話を聞かないもの。
聞いているようでも、実はこちらが伝えたいことの2割ぐらいしか伝わってなかったりします。
そういうものです、伝えるって。
実際そうなのであれば、単純に同じ話を5回しなければならないですね。
それに加え、伝える側に相手のことを考えることなく、一方的に話し続けるなんていう態度(姿勢)があったとしたら・・・。
伝わるものも、伝わらないですね。
『人は会話をするから分かり合えるのではなく、分かり合えないからこそ会話をする。』
分かってよ、察してよ。というのではなく。
まずは、しっかりと会話をすること・伝えることが大事。
でも、ただ会話をしたから何でも分かるというわけではありません。
相手を想い、自分の気持ちを整理し、ちゃんと面と向かって話をする。
その姿勢があって、初めて分かり合えるその第一歩を踏み出すんです。
今までの自分を振り返り、ちゃんと伝える努力をしてたかどうか、考えてみませんか?