こんにちは、学園町教室 教室長の白澤です。
先日こんなニュースを見ました。
『回転する奇妙な天体を天の川銀河内で発見』
なんと、オーストラリアの卒業論文作成中の
男子大学生が見つけたんだそうです。
今までも『天体発見』という
ニュースはありましたが、
これまでと少し趣が違うのは
地球からわずか4000光年しか
離れていないということです。
1光年=光が1年間に進む距離
およそ9兆5000億kmです。
ちょっとイメージしにくいですよね。
例えば、時速300kmの新幹線で進んだとすると
約360万年かかる計算です。
・・・うん、やっぱりイメージしにくいですね(笑)。
こう見ると、1光年だけでも遠いのだから
4000光年と言ったら凄い遠いんじゃない?
と思いますよね。
ただ。
国立天文台ハワイ観測所に『すばる望遠鏡』
という最新鋭の観測装置がありますが、
以前、これで地球から130億光年
離れた宇宙のブラックホールを発見した
というニュースがありました。
ですから、4000光年というのは
私たちからすると遠いと感じますが
研究者にするとすぐ近く。
研究者曰く「我々の銀河の裏庭」
ほどの感覚というわけです。
つまり、それほど近くにある天体なのに
今まで発見できなかったことが
ある種、問題なわけです。
今回発見された天体は
18分おきに約1分の間
電波信号を放射しているようです。
何故、そんなにも存在感を示している(笑)
天体を見つけることが出来なかったのか。
観測技術は飛躍的に向上
しているのでしょうけど、
やはり宇宙は『未知の世界(空間)』
なんだということを改めて
思い知らされますね。