
写真は、記事とは特に関係なくS先生提供の北海道一周ツーリング写真です。
今回の担当は、
恩多町教室・教室長の中西です!
読書の秋!ということで以前記事にしたので、
2023年読書の秋!/2025年読書の秋!
今回は●●な秋!シリーズで読書のお話、私が今年読んだベスト1!を紹介します。
吉田 修一さんの【永遠と横道世之介】です。
『横道世之介』『おかえり横道世之介』に続く、シリーズ第3作にして完結編です。
18歳、24歳と読んできた世之介も、今作では39歳。
これまでのシリーズも大好きで、単行本が出たときから気になっていた一冊。
今回の文庫化をずっと楽しみにしていました!
39歳になった世之介。カメラマンとして暮らしています。
東京郊外の下宿を舞台に、個性豊かな人たちとの出会いや、何気ない日常が描かれます。
恋や仕事、友情や家族。それぞれの人生が交差する中で、世之介らしい、どこかおかしくて温かな時間が流れていきます。
世之介って、本当にいい奴なんですよね。特別な人じゃないから友達に居そうだけど、なかなかこんな奴って居ないんですよね。
読み進めるほどに残りのページが少なくなっていき、世之介と過ごす時間がこれで最後になると思うと、それだけでも寂しく惜しくて仕方ありません。
もっと一緒にいたい。でも、最後まで見届けたい。
そんな複雑な気持ちで、最後は夢中になってページをめくっていました!
吉田 修一さんの文章は、とにかく自然体。
何気ない会話や日常の描写が心地よく、気がつけば自分も下宿の住人の一人・世之介の友達になったような気分に。
上下巻でボリュームはありますが、難しい表現もなく、物語の世界にすっと入り込める読みやすさです。
何者でもない普通の人が、『誰かにとってはかけがえのない特別な人』になる。そんな素敵なことを教えてくれる物語です。
1日1章でも、数ページずつでもいい。ゆっくり時間をかけて読んでほしい一冊です。
たぶんそれが世之介のペース。世之介と一緒に、ゆっくりとした時間を過ごしてみてください。
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